断乳ができない! 2歳になってからの断乳の方法とは?

2歳の断乳は、ママの決意が大事

2歳になっているのに、まだ母乳を飲ませているというママもいるのではないでしょうか。この年齢になると、さすがに周りの皆も、もう母乳やミルクを卒業しているし、うちも断乳をはじめようかな?と思っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、2歳になってからの断乳の方法や、2歳まで母乳をあげているのはおかしいのかということについてお話をしていきます。

2歳になっても母乳を飲ませるのはおかしいの?

2歳になると、周りの子どもは大人と同じご飯だけを食べているから、ミルクや母乳を卒業している家庭が多くなっているのではないでしょうか。まだ母乳やミルクを飲ませていると、「あれ?そろそろ断乳しないとおかしいの?」と考えてしまうこともありますよね。ここでは、2歳になったら断乳しなければいけないのかなどについて詳しくお話をしてきたいと思います。

母乳を飲ませることはとってもいいこと

2歳児に母乳を飲ませることは実はとっても良い事なのです。母乳には、様々な栄養や免疫力があり、母乳を飲んでいない2歳児と、母乳を飲んでいる2歳児では体の免疫力が違います。風邪を引きにくくなったり、丈夫になったりするので、無理に母乳を止めさせる必要はなく、本人が飲みたくならない時期まで思う存分飲ませていても問題ありません。

世界の卒乳平均はなんと4.2歳!

日本では、2歳くらいになるともう母乳やミルクを飲まない子が多いのですが、世界の卒乳平均は、なんと4.2歳とも言われています。これを見ると、「断乳しなくてもいいかな?」と思う人もいるかもしれませんね。そんなに急いでいないなら、子どもが自然に卒乳するまで、母乳を与えていてもいいような気もします……。

でも、そろそろ断乳を考えたいママも多いのでは?

世界平均が4.2歳だとしても、そろそろ断乳を考えたいと言うママはとても多いです。授乳をするのはママも大変だし、正直に言ってしまえば面倒だなと感じている人もいます。大人と同じ食事だけの食生活にしても、もう問題がない年齢なので、ママの負担になるなら断乳してもOKですよ!

断乳に大切なこと

断乳をしようと決意をしたママに、大切なことは何でしょうか。断乳しようと決めたものの、どうすれば良いのか分からない・子供が母乳やミルクを欲しがり、うまく断乳ができないという人は多いです……。今まで当たり前に飲んでいたものを止めるのですから、てこずることもありますが、頑張って断乳をしていきましょう。ここでは、断乳するのに大切なことをお話していきます。

断乳にいちばん大切なことは、強い意思

断乳にいちばん大切なことは、なんと言ってもママの強い意思です。2歳くらいの子どもは、理解力もある程度ありますが、断乳されることをとても拒みます。どんなに「もうおっぱいはバイバイしようね」と言い聞かせても、一度で「分かったー!」と聞いてくれるほど聞き分けが良いわけはないのです……。母乳やミルクが欲しいと泣く我が子を見ていると、かわいそうになり、思わずあげてしまいそうになりますが、それをグッと我慢する強い意思が必要になります。

子どもに言い聞かせるということも大切

子どもに何度言い聞かせても、すんなり言うことを理解してくれることはとても少ないでしょう。ですが、何も言わずに断乳をすすめてしまうのは絶対にいけません!一週間くらい前から、「○日からはおっぱいは無しだよ!」と言い聞かせることも必要なことです。

断乳中は、甘えさせてあげることも大事

断乳中は、いつも以上に甘えてくる子が多いと言われています。安心材料を探しているということなので、しっかりといつも以上に甘えさせてあげてください。断乳をするとき、あまり厳しくしすぎると、愛情不足だと子どもが感じてしまうことがあります。それは、子どもにとってストレスになってしまうので、避けるようにしたいですね。

断乳の方法とは?

断乳の方法は大きく分けて2つあります。どんな断乳の方法が良いのか迷っているママもいるでしょう。ここでは、2つの断乳の方法をお話していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

【その1】少しずつ授乳の回数を減らしていく

ひとつ目は、少しずつ授乳の回数を減らしていくという方法です。今まで一日4回授乳をしていたのなら、3回、2回、最後には寝る前だけ1回という風に減らして行きます。そして、子どもに言い聞かせながら、夜の授乳も止めるのです。この方法だと、子どもにストレスが掛かりにくく断乳をすることができます。ですが、時間が掛かる方法なので、時間に余裕の無い人にはおすすめできません。

【その2】言い聞かせてスッパリと止めさせる

2つ目の方法は、何日も前から言い聞かせ、スッパリと止めさせる方法です。一週間前くらいから、「あと○日でおっぱい(ミルク)はバイバイだからね」と言い聞かせます。そして、最終日の最後の授乳の際も、「これで最後だよ、バイバイしようね」と言い聞かせて、それからは授乳を一切しません。しばらくは、夜の寝かしつけなど大変かもしれませんが、比較的早く授乳が終わる方法といえます。

長期授乳をしているママが断乳を考える時期とは?

長期授乳をしているママが断乳を考え始めるのは、どんなときなのでしょうか?意外にも、いきなり断乳をしたいと思ってしまうママが多いそうです。ここでは、ママが断乳を考える時期についお話をしていきます。

授乳によるストレスが増えてきたら

断乳を考え始める時期のひとつは、「授乳によるストレスが増えてきた」というものです。1日に何回も授乳をするのがストレスになる・夜の授乳時に不都合がある・2人目を妊娠していて、授乳をしたくなくなってしまったなど、色々な理由があると思います。授乳によるストレスが増えてきたら、そろそろ断乳をしても良いサインなのかもしれませんね。

仕事復帰をしようと考え始めたら

また、仕事復帰をしたいので断乳をしようと決意したママも多いです。仕事をするようになれば、日中の授乳はできなくなります。それまでに、断乳をしてしまおうと考えるのは普通のことです。いきなりの我慢は、子どもの負担にもなってしまうので、仕事復帰の少し前から断乳を始めると良いですね。

2歳の断乳についてまとめ

2歳で授乳を行っていることは、全くおかしいことではありません。世界平均では、4.2歳まで授乳をしていることが分かっています。ただ、授乳を続けていくのがママの負担になってしまうようなら、そろそろ断乳をしてもいいのかもしれません。断乳の方法には2つあり、少しずつ授乳の回数を減らすものと、言い聞かせてスッパリと止めるものがあります。子どもに合わせてどちらにするのか決めることができると良いですね。

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