幼稚園のいす用座布団を作ろう

幼稚園いすの座布団を作ろう

幼稚園によっては椅子用座布団や椅子カバーの手作りを指定されることがあります。せっかくなら頑張って作りたいですよね。その作り方を見つけたのでご紹介します。ただもし「お裁縫が苦手!」という場合はどうすればいいかも合わせて知っておきましょう。

ゴム付きクッション型いす用座布団の作り方

ひとくちに”いす用の座布団”といっても、色んなタイプがあります。普段は二つ折りにして座布団にする防災頭巾型、ゴム付きいす用座布団タイプなどです。同じいす用座布団でも口の部分をマジックテープ、ファスナー、スナップにするだけで印象は変わります。その中で今回はゴム付きクッションの作り方をご紹介します。

<材料>
・好きな生地(普通~中厚手のもの)縦80×横40cm程度
・平ゴム(2cm幅)35cm程度
・ウレタン(クッション用スポンジ)30cm角×4cm厚のものを指定の大きさにカットする

  1. ウレタンを指定の大きさにカットする
  2. 生地を現物合わせで裁断します。その際縦は一周してからさらに8cm長くとってください。横はウレタンの横幅に合わせ、さらに左右それぞれにウレタンの厚み分をとります。
  3. 生地を裏に返し、縦の切れ端処理を行います。かがっておくか、ブロックミシンなどで処理します。
  4. 横の切れ端は上下ともに2cm折り、7cmを折り込んで三つ折りにします。それからミシンをかけます。
  5. 生地を表に返し、ウレタンをのせて下側をかぶせます。それから上側をかぶせます。恐らく4cm程度重なるはずです。この時点で「中表」になっています。
  6. 重なった部分はマチ針でとめ、一旦ウレタンを外します。
  7. 横にしるしをつけるため、生地の上にウレタンを中心に置きます。
  8. ウレタンの厚みの半分のところをミシンがけします。厚み4cmのものを使っているのであれば、2cmのところです。左右両方同じようにミシンをかけます。
  9. ミシンをかけたら生地を表に返します。そしてウレタンを入れて大きさや出し入れ口が重なっているかを確認してください。入れる時はウレタンを半分に切ると入れやすいです。
  10. マチの部分を縫うために角の余分な部分を三角につまみ、線を引きます。そしてもう一度ウレタンを外してから縫ってください。この時下側から先に縫います。
  11. 上の角の三角部分を左右それぞれゴム幅(2cm)より少し小さくカットし、ウレタンの出し入れ口から手を入れゴムを通します。ゴムを通してから上の部分のマチを塗ってください。
  12. あとは余分なゴムを処理して、切れ端の処理を行い表に返せば完成です。
  13. 出し入れ口はお好みでマジックテープやスナップなどを取り付けてください。

生地を2枚仕立てで作れば縫い目が内側になって見えないため、リバーシブルでも使えるようになります。

椅子ポケットの作り方

椅子カバーによっては椅子にひっかけて教材入れにするもの、という意味の場合もあります。その作り方をご紹介します。

<材料>
・好きな生地80cm以上
・ボタンホールゴム(2.5cm幅)
・ボタン4個
・バイアステープ(ふちどり用)

  1. 本体生地(縦81cm×横28cm)、マチ用生地(縦70cm×5cm)、小ポケット(縦28cm×横16cm)、大ポケット(縦28cm×横21cm)に裁断します。
  2. マチ用生地の周囲をぐるりとジグザグミシンやロックミシンをかけておきます。
  3. 小ポケットの上部をバイアステープでくるみ、その両脇を大ポケットに直線縫いで縫い付けます。
  4. マチ用生地を中表にして、ポケット用生地の上に置き下辺を縫います。この時両端1cmを残して縫うようにしてください。
  5. 下辺が縫えたら両脇を上に折り上げ、左右それぞれを縫います。この時下から上に切ると縫いやすいです。曲げる際、切り込みを入れることで折り上げやすくなります。縫い終わったら、余ったマチ部分があれば切っておきます。そしてマチの両辺、下辺をジグザグミシンやロックミシンで処理します。
  6. 表に返して大ポケットの上部をバイアステープでくるめばポケットの完成です。
  7. 次に本体生地を用意し、下辺にジグザグミシンあるいはロックミシンをかけます。それから1cmほどを折り込み縫います。バイアステープでくるんでも構いませんがその場合は生地を縦80cmにしてください。
  8. 本体生地にポケットを縫い付けるため、下から30cm程度のところで、まずポケットの底を縫い付けます。さらに本体生地を後ろ側に折り、しっかりとマチ針で固定してからポケット生地とともに両脇を縫います。この時も下から上に縫うと縫いやすいです。
  9. ボタンホールゴムを適当な大きさ(2~3ホール分くらい)にカットします。それを本体生地の裏側の上から5cm×10cmくらいのところに仮止め(左右外側だけ縫う)をしておきます。
  10. 本体生地の両脇、上辺をバイアステープでくるみます。この時バイアステープの端っこは中に折り込みましょう。
  11. ボタンホールゴムを外側に返して本縫いします。ホールゴムの端っこはバイアステープでくるむときれいに見えます。
  12. 本体生地上部20cm程度を後ろに折り返し、ゴムの位置にボタンを付けます。
  13. 適当な厚さの厚紙を入れ、ボタンを留めれば完成です。

生地選びの注意点

座布団には少し厚手の生地の方が丈夫でおすすめです。キルティング素材などがよく選ばれています。もし上下がある生地を選ぶ場合は、購入する際寸法に注意しましょう。出来上がりで柄が横になったりしないように、長めに購入するようにしましょう。

またネットで購入する場合は、注文したぎりぎりの寸法で裁断されることがあります。手芸店などであれば10cm程度余分に裁断してもらえるケースもありますが、足りるよう少し長めに注文するのが無難です。

お裁縫が絶対無理!という場合はここを頼ろう

どんなに作りたい気持ちがあっても、どうしても上手にできない…ということはあります。そんな時は次のような方法で用意しましょう。

お裁縫が得意な人にお願いする

お裁縫が苦手な人もいれば、大好きな人もいます。もし友人知人、家族の中にお裁縫の好きな人がいればお願いする方法があります。

バザーで見つける

意外と安価で見つけやすいのがバザーです。もしお子さんが気に入るものがあれば、それで十分です。あるいは手作りとは別で予備や自宅用にストックしておいてもいいですね。

業者にお願いする

インターネットや一般の手芸店などでは、代行作業を請け負っている場合があります。時間がない、できないというときは頼ってみるのも一つの方法です。ただし費用は割高というところもあるので注意が必要です。

ミシンがあれば、なんとか出来ることが多い

幼稚園のいす用座布団やカバーの作り方については、園から作り方の用紙を配布されることが多いです。そのためミシンがあれば、なんとか作れるママもいるでしょう。ただその資料によっては、わかりにくいこともあります。

そういう場合はインターネットの活用がおすすめです。また生地を選ぶ際は、キルティングなどの丈夫な素材にするのがベターです。そして万が一足りないということがないように、少し余分に生地を購入しておきましょう。

もしどうしてもお裁縫が無理!という場合は、誰かに頼んだり、バザーに出向いて探してみたりしましょう。

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