幼稚園の預かり時間って何時から何時?

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幼稚園に通っている子どもたちを見ていると、一斉に帰るのではなく園児によって帰る時間に差があるようです。一体、何時から何時まで預けられるのでしょうか?

幼稚園の預かり時間、基本は4~5時間

幼稚園の預かり時間は園によって異なりますが、基本は4~5時間というところが多いです。具体的には、朝9時か10時ごろから始まり、昼食をはさんで14時から15時くらいに降園するというパターンです。

預かり時間のあいだ、どんなことをしている?

子どもたちが登園したら、まず朝の会が行われるところが多いです。そしてそれぞれのクラスでお昼まで自由に遊んだり、一斉保育が行われます。自由に遊ぶといっても、どちらかというとフルーツバスケットをしてクラスのみんなで遊んだり、お絵かきの時間が作られたりなど、同じ行動をします。

お昼ご飯を挟んだ後も、降園までの間同じように自由遊び、一斉保育が行われます。午後は比較的、外で遊ぶ機会が多く作られます。

「預かり保育」を設ける園が増えています

近年、夫婦共働きという家庭が多いため、幼稚園では通常の預かり時間に加え、「預かり保育(延長保育)」を行っているところが増えています。

預かり保育の時間はさまざま

一口に預かり保育、といっても延長してもらえる時間は園によってさまざまです。16時、17時ごろまでという園もあれば、18時、19時まで預かってくれるという園もあります。

預かり保育分の費用も園によって違う

延長して預かってもらうことについて、費用がかかる・かからないについても園によって違います。月ごとに一定金額になっているところもあれば、30分ごとの時間制だったりします。あるいは無料で預かってもらえるというところもあります。また、一か月に何日以上利用すれば一律料金になったり、おやつ代は別というケースもあります。

預かり保育の内容もさまざま

預かり時間を過ぎたあとの延長保育では、先生が読み聞かせをしたりみんなで一緒に遊ぶところもあれば、おもちゃなどを使って自由に遊ばせるところもあります。中にはアニメを見て過ごすところもあるようです。お昼寝を必ず設けるというところもあれば、なしという園もあり、その内容は園によって違うと言えるでしょう。

教育の場として成り立っている場合もある

幼稚園は保育園と違い、「学校教育を受けるための準備段階」という位置づけにあります。そのため、預かり保育の時間を”教育の場”として利用しているところがあるのです。例えば書道やスポーツ、英会話など普段の幼稚園生活では習わないようなことを学ぶ機会が作られることもあります。

こうした場が設けられている場合は、それを利用すれば他で教室を探す必要が減るというメリットが生まれます。他にも、預かり保育の時間はクラスや年齢関係なく、みんなで一緒に過ごすというケースもあるようです。そんな場合も、普段とは違う園児と出会う機会が生まれ、コミュニケーションや思いやりを育てる場となっていることがあります。

長期休暇中の預かり保育は園次第

幼稚園の場合、通常夏休みや冬休みといった長期休暇が取られます。それ以外にもゴールデンウイークやお盆、年末年始、土日祝日などは基本的にお休みという園が多いです。そのため、その間の預かり保育が実施されるかどうかは園次第になります。

預かり時間が気になる場合は、保育所や認定こども園の利用も視野に

幼稚園の預かり時間は園によってかなり差があり、働き方によっては預けられる時間が短い場合もあります。仕事をしていない場合は対応もしやすいですが、パートやフルタイムで働いている場合うまくいかないこともあります。

長期休暇の心配なく預けることを考えるのであれば、保育所の方が安心です。また近年、幼稚園と保育園とを合体させる、幼保一元化の動きが進み、こども園(認定こども園)と呼ばれる施設が増えつつあります。

ここでは保育園児と幼稚園児が一緒に過ごします。そして、時間が来れば幼稚園児は先に降園し、保育園児はそのまま残って園でお迎えの時間まで過ごします。こども園の場合も、入所人数によっては長期休暇が取られないこともあります。

ただし保育所、こども園に入所するためには、その理由が必要です。現在働いている、あるいは仕事を探す予定であるなどの理由がなければ申込することはできないため、注意してください。

各家庭のバランスに合う預かり時間が得られる施設を選びましょう

幼稚園の預かり時間は基本的に9時から14時ごろまでのところが多いです。延長して預かり保育を行っているかは園によって異なります。また、延長してもらえる時間や費用、内容についても、その園によって異なるため、あらかじめ問い合せて確認しておきましょう。

幼稚園では長期休暇中に預かってもらえないケースもあるので、その場合は保育所やこども園なども検討する必要があります。ただし幼稚園は保育所と違い、教育の場として存在します。そのため預かり保育を行っている園では、普段の園生活で習わないようなことを学べるチャンスがある可能性もあります。しっかりと検討し、それぞれの家庭のバランスに合う施設を見つけることが何より大切です。

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