実際に経験して分かった双子育児の大変さ第一弾<体験談>

双子の外出は準備が容易じゃない!

双子に限らず子育ては、とにかく”タイヘン!”の連続です。
しかし母親ひとりの状態で双子育児をしていると、2人って大変だ……と実感するシーンが日常茶飯事で起こります。

2人でこんなに大変なのに、3人以上きょうだいのいるお母さんはどうしてるの⁉と思ってしまいます。大変なことばかりに目を向けたくありませんが、つい「双子ってこういうところが大変なんだよー!」と言ってしまいたくなります。
そこで今回は、私が双子と日々過ごすなかで、特に大変だと感じることを紹介したいと思います。

大量の荷物! お出かけの準備だけでひと苦労

双子が小さければ小さいほど、お出かけの準備は大荷物です。

・母哺乳瓶2本以上
・ミルク(小分けできる容器に入れると便利)
・沸騰させたお湯(魔法瓶タイプの大きな水筒を使用)
・湯冷まし用の水(一度沸騰させて冷たくしたもの)
・替えの紙オムツ大量
・おしりふき
・使用済みオムツを入れる袋
・着替え2人分
・ハンカチ
・タオル
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・ミルクせんべい
・絵本やおもちゃ(グズったときのため)

ちょっとそこまで出かけるだけでも、これらの荷物は必ず必要でした。
湯冷まし用の水ですが、これはミルクを作った際、ミルクを冷ます場所がないときに使用しますがとても便利でした。水道がある場所なら熱々のミルクを冷ませますが、そのような場所がない場合、湯冷ましがあるとすぐにミルクを飲ませて上げられるので助かります。

ミルクを卒業すると、少し荷物が楽になります。哺乳瓶2本、湯冷まし、水筒が無くなるだけでも荷物が随分と軽くなります。

しかし、それでも2人分の荷物を用意するのは大変です。トイレトレーニングを開始していたり、オムツが外れた直後などは、外出先でトイレに失敗してしまうこともあります。
そんなときのために、大量に下着や着替えを用意しますので、やはりしばらくはそれなりの荷物になってしまうのです。

【ちょっと買い物のつもりが大騒動】

ちょっとスーパーに買い物に行くだけでも大変です。買うものは少しだけなのに、2人を連れているとかなりの時間がかかります。双子の娘とそれぞれ手を繋いで歩けば当然両手がふさがり、買い物カゴが持てませんしカートも押せません。

買い物中の双子の移動は、ショッピングカート2台押し

そしてスーパーに置いてあるチャイルドシート付のカートに2人とも乗りたがります。一人を座らせ、もう一人を抱っこするか手を繋ぐか……悩んでいる間に大抵2人とも座りたがるのです。結局一人ずつカートに乗せ、2台同時に押しながら進まなければなりません。存在するだけでスペースを取ってしまうため肩身の狭い思いになり、結果、他のお客さまの迷惑にならないよう、広い通路だけを選んで買い物をしてしまいます。そのため、希望どおりの買い物ができるかといえば、ある程度妥協した内容で納得せざるを得ないのが現状です。

またショッピングカートも、ショッピングモールにあるような、キャラクター付きの大きなカートには絶対乗せません。キャラクターのカートは大きく重たいため、一人で2台の操作はできないからです。それこそ、周りの人の迷惑になりかねません。夫やおばあちゃんがいるときにだけ乗ってOKというルールを作り、娘たちにも納得してもらっています。

3歳まで成長、ようやく買い物も楽になりました

双子が3歳になった現在は、私が買い物カゴを持ち、双子同士が手をつないで常に側にいるようになりましたので、買い物がとても楽になりました。

【ちょっとした散歩もリュックが必要】

2人を連れて散歩をするだけでも、最初の頃は苦労しました。2人と手を繋ぐので両手が塞がり、自分の帽子が飛ばされたこともありました。ちょっとお散歩をするくらいなら、携帯、小銭、水筒、ハンカチがあればいいのですが、手まわりを解放した状態にしておきたいため、手提げではなくリュックに入れて背負うようにしていました。

荷物の出し入れは、子どもたちが安全に止まれる場所で

両手がふさがれることを考えるとリュックは便利なのですが、荷物の出し入れとなると不便さを感じます。荷物を出すときは安全な場所に移動し、繋いでいた手を離してからと決めていました。
荷物をガサガサしている間に、2人がふら~っと動いてしまうこともあるからです。
パっと荷物を出したいときに出せないのはもどかしいのですが、斜めがけが苦手な私はリュックに頼るしかありませんでした。

【公園は危険がいっぱい!】

我が家の双子の娘たちは公園が大好きです。滑り台、ブランコ、砂遊び、シーソー……。楽しいものばかりありますからね。夫が休みの日はそれぞれ一人を担当して思い切り遊ばしてあげられるのですが、一人で対処する平日はそうはいきません。

一人はブランコに乗りたがり、もう一人は滑り台がしたいと主張。遊具で溢れた公園で、私一人で双子を見るのはとても危険です。ですので、私が一人のときは遊具のある公園には連れていかないようにしています。娘たちは公園に行きたがりますが、「お父さんと一緒にこようね」と言い聞かせました。

芝生だけの公園なら、一人でも双子を遊ばせられました

何もない芝生の広場でボールやシャボン玉で遊ぶだけでも、娘たちは楽しんでくれていました。
ある程度大きくなったら、私一人でも公園に連れて行ってあげられますが、今はまだ夫や母がいてくれるときにだけ連れていくようにしています。また、その方が私自身も少しだけ楽だからという理由もあります。

【おわりに】

きっと双子に限らず、兄弟・姉妹のいるご家庭なら同じような体験をされているのではないでしょうか。荷物が多かったり、自分の手がふさがったり、同時に子どもを見ることができなかったり。
もう一人自分がいれば!と何度思ったことでしょうか(笑)

今回ご紹介したこと以外にも、「2人いるって大変だ……」と思ったことはたくさんあります。
次回、それらもご紹介したいと思います。

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