どんなものを選べばいい?生後1ヶ月の赤ちゃんのおもちゃ

新生児に揃えたいおもちゃ

新生児期にはほとんど目が見えていなかった赤ちゃんも、生後1ヶ月を過ぎてくるとぼんやりとですが見えはじめてきます。ママも「そろそろおもちゃも必要?」と考えはじめる時期でもありますよね。

この頃の赤ちゃんは、どんなおもちゃで遊ばせたらよいのでしょうか。選ぶときの注意点などと合わせて見ていきましょう。

音の出るおもちゃが赤ちゃんの刺激に

赤ちゃんがおもちゃ遊びを通して手や指を動かしたり触れたりするのは、成長するうえでのよい運動になります。さらに体の発育や脳を刺激して発達を促すうえで、とても重要です。また、「何かを見つめる」「目で追う」「耳で音を聞く」などの動作自体も刺激になり、それぞれの器官を上手に使えるようになるための練習にもつながります。

胎児の頃からお腹の中で音を聞いています

赤ちゃんは、ママのおなかの中にいた5ヶ月ほどの胎児のころから、外界の音が聞こえています。視覚よりも先に聴覚が発達しているため、音により刺激されるおもちゃは赤ちゃんも興味を惹きつけられるでしょう。

高い音のほうが聞き取りやすい

また、低い音より高い音のほうが聞き取りやすいといわれています。赤ちゃんをビックリさせないようにやさしい音やメロディが鳴るおもちゃを選んでくださいね。

どこまで見える?生後1ヶ月の赤ちゃん

生後間もない赤ちゃんの視界は狭く、30~40cmほど先の距離さえぼんやり見える程度です。目線よりもやや下側が見えやすい位置と言われており、1点を見つめるだけの注視と呼ばれる状態でした。それから生後1~2ヶ月ほどになると、追視と言って見えているものを目で追う動作ができるようになります。

おもちゃを見るだけで刺激に。コントラストのはっきりした色合いが理想

ですから、おもちゃを見る行為自体が視覚からの刺激となります。月齢の低い時期は、目も発達途中ですから、中間色のあいまいな色合いより、白や黒、原色などのハッキリとした色合いや、コントラストの強い配色のおもちゃが望ましいでしょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんにピッタリなおもちゃとは?

  • モビール

少しの風にもゆらゆらと揺れるモビールは赤ちゃんの好奇心も刺激されるでしょう。市販のもので、素敵なモチーフのモビールもたくさんありますが、簡単に手作りもできますので、チャレンジしてみてはいかがですか?

モチーフになるものは、アイディア次第でなんでもOK! 例えば折り紙で作った鶴でもいいですし、カラー画用紙、厚紙で切り絵を作ってみても。フェルトで作ったマスコットもいいですね。あとは棒や針金に糸で吊るすだけでできあがりです。

  • メリー

床に置いて使うスタンドタイプやベッドに取り付けられるタイプ、兼用できるタイプ、ジムタイプがあります。色とりどりの人形やキャラクターが回り、目で見て楽しめるだけでなく、オルゴールやメロディ付きなので音色を楽しむこともできます。

ただ、同じ動きが続くために赤ちゃんが飽きてしまう一面もあるようです。

  • ラトル(ガラガラ)など

ラトルやオーボールの中にラトルが入っているものなど、ガラガラ系の音が出るおもちゃはこの時期の赤ちゃんには最適。生後1ヶ月では、まだおもちゃ自体を楽しむというより、鳴る音のほうを見る、「追視」の練習といったところでしょうか。

このころの赤ちゃんは、まだ握る力があまり強くありません。パパやママが声を掛けながら、振って一緒に遊んであげましょう。腕にはめるタイプのラトルなら、赤ちゃんが手を動かしたときに音も鳴るのでオススメですよ。

どんなところに気をつければいい?

口に入れても大丈夫そうな素材感を意識して

おもちゃなどを舐めるようになるのは生後3ヶ月くらいからと言われていますが、いつはじまってもいいように、口に入れても安全な素材ものを用意しましょう。当然ですが、おもちゃは布製にせよプラスチック製にせよ、マメに洗って清潔を保つことも大切です。

ばい菌が口から入るのが心配なら、洗浄や消毒をこまめに行ないましょう

水洗いでよく乾燥させれば十分ですが、月齢の低いうちでバイ菌が心配なら、哺乳瓶用の洗剤で洗ってもいいですし、哺乳瓶の消毒の際に一緒に済ませておくとよいでしょう。また、食器用洗剤はすすぎをしっかりしていないと、おもちゃを口に入れたときに、界面活性剤などの成分が少しずつ体に蓄積してしまうこともあるので、使用は控えてください。

もちろん生後1ヶ月に限らず、赤ちゃんに一番大切なのはママやパパのスキンシップやコニュニケーションです。ですが、おもちゃも赤ちゃんの成長にとって、大切な役割を持つもののひとつです。月齢に合ったおもちゃを選んで、赤ちゃんと一緒に遊んであげましょう。

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