ポイント掴んでひと工夫したい! 幼稚園のお弁当

幼稚園のお弁当、簡単にかわいく

毎日のお弁当作りって大変です。特に幼稚園の場合は、残さず食べてもらえるかどうか、とても気を遣います。そんなお弁当作りですが、慣れてきたらポイントをおさえて、さらにもうひと工夫してみませんか?

幼稚園のお弁当作りのポイント

  • 食べやすいおかずにする
  • 一口サイズのおかずにする
  • 食べきれる量にする
  • 時短・簡単調理できるものにする

幼稚園のお弁当作りで大切にしたいのは、子どもがお昼ご飯の時間内に食べきれる量であること。そのためにお弁当を作るときは一口サイズのもの、柔らかく飲み込みやすいものにします。かたいものやパサパサして飲み込みづらいものだと、それが原因でお弁当嫌いになる子どももいます。歯茎でつぶせるくらい柔らかい食べ物であれば、子どもにとって食べやすくなります。

また、おなかが空くかもしれないとたくさん詰めすぎるのはいけません。自宅でいつも食べている量を目安に、詰め込みすぎないようにしましょう。おかずよりご飯を多めにすれば、おなかの持ちも心配いりません。詰める時は指一本分くらいの適度なスペースを意識すると、子どももお箸でとりやすくなります。

お弁当は毎日必要なので、毎日気合を入れて作る必要はありません。時短・簡単調理のできるもので、ストレスなく続けられるようにしましょう。

お弁当のひと工夫は簡単にできる

食べやすいお弁当は、ちょっとした工夫をするだけで作れます。時短調理だったり、簡単に実現できるものをいくつかご紹介します。

混ぜご飯にしてひと口おにぎり

そぼろ弁当やのっけ弁当はおいしいですが、幼稚園くらいの子どもだとレベルが高いことがあります。そぼろだけおかずとして詰めてもいいのですが、それだとポロポロこぼしてしまう可能性もあります。

一番いいのは混ぜご飯にすることです。こうすれば、そぼろも一緒に食べられるし、ごはんに味がついて子どももおいしく食べられます。ひと口サイズにおにぎりにしてあげてもいいでしょう。他にも、豆ごはんや炊き込みご飯にすれば栄養もしっかりとれますし、ふりかけも混ぜてしまった方が食べやすいです。

ロールサンドにする

サンドイッチは子どもがこぼすことがあるので禁止、というところもあります。そういう場合でなければ、手軽に作れるサンドイッチを取り入れるのも一つの手です。サンドイッチにする場合も食べやすさを重視します。

一番いいのはロールサンドです。ハムやレタス、ゆで卵のつぶしたものなどシンプルな具材で構いません。くるくる巻いたあと、一口サイズに切ってお弁当に詰めます。こうすることで、より食べやすくなります。

ポイントはしっかり巻き、作ったあと20分ほど冷蔵庫で冷やすことです。こうすることで巻き終わりがしっかり閉じられます。もし時間がない場合はフライパンに少量のバターをひいて、巻き終わり部分を焼きましょう。巻き終わりがしっかり閉じていないと、子どもも食べにくくなってしまいます。

ラップで巻く

幼稚園のお弁当は、時間内に完食することが目標です。これは子どもが「自分一人でできた」という達成感を感じるためです。そのためにおにぎりやサンドイッチはラップに包むというのも、食べやすくする手段です。手づかみで食べられるからです。

もちろん、お箸を使えるようになることも目標です。だから慣れるまでの間、ラップを活用するというのでもいいのではないでしょうか。

慣れてきたら「カップご飯」

少しお弁当を食べるのに慣れてきたら、「カップご飯」にする方法もあります。例えば適当な大きさのカップに下から混ぜご飯とゆで野菜などを交互に詰め、上にベーコンやミニトマトなどをのせます。

お箸がまだ苦手でも、スプーンで食べられます。ラップに包んでおけば手で食べられるので、少しステップアップしたい段階のときはこういったお弁当にするのもいいかもしれません。作り手もご飯とおかずを交互に詰めるだけで簡単です。

具+玉子焼きにする

意外と栄養を摂りやすいのが玉子焼きです。シンプルなものもいいですが、野菜などを一緒に混ぜてしまえば時短もできて栄養もとれます。

ちくわの穴を活用

ちくわの穴を使ったおかずもお弁当の定番ですね。一般的にはキュウリやオクラを詰めることが多いのではないでしょうか。今回おすすめしたいのは、柔らかく煮た人参です。一口サイズに切れば色どりもよくなりますし、柔らかいので小さい子どもでも食べやすいです。

人参以外には、ウインナーを詰めてもかわいい色目になります。ただしちくわやウインナーは雑菌が発生しやすいので、少し加熱してから使うと安全です。

肉巻きにする

なるべく完食してほしいから好きなおかずを入れた方がいいとわかっていても、やっぱり野菜も食べてほしいのが親心。そんな時は肉巻きにしましょう。野菜が苦手な子どもでも、お肉やベーコンで巻いたおかずなら食べやすいということがあります。

ピックを挿して持ちやすくかわいく

手で持てるピックは意外と重宝します。コーンやブロッコリー、ミニトマトなどそのままだとお箸でつかみにくいものは、ピックで刺しておきましょう。から揚げなどと組み合わせて刺すのもいいかもしれません。

ピックがあれば、色どりも見た目も楽しくなります。また、幼稚園くらいの子どもにはミートボールやシューマイ、うずらの卵も人気があります。こういったおかずは温めたり、カットする必要のないおかずなので、ママとしても助かりますよね。そのままだとつるつる滑りやすいので、ピックで刺しておいてあげましょう。

煮物や揚げ物は電子レンジやトースターを活用

少量の煮物は耐熱皿に調味料とともに入れてレンジでチンすればできます。揚げ物も朝からするのは大変ですが、衣をつけて油をかけ、トースターで焼けば簡単に作れます。ただし煮物の場合は、汁が傷みの原因になります。特に梅雨時から暑い時期は、しっかり汁気を切ってお弁当に詰めましょう。

冷凍食品や凍らせたゼリーを活用

自然解凍できるコロッケなどの冷凍食品は、保冷剤代わりにもなって便利です。特に枝豆は隙間を埋めたいとき重宝します。また、ゼリーを凍らせておいてお弁当に詰めるのも、同じように保冷剤代わりになります。これだけで少しお弁当箱のスペースが埋められるのも嬉しいですよね。

混ぜたり、詰めたり、巻いたり……時短しつつ食べやすいお弁当を

幼稚園のお弁当作りでは、簡単に作れて食べやすいものを意識すると作りやすいです。混ぜられるものは具を混ぜてしまいましょう。サンドイッチやお肉もそのままではなく、巻くことで食べやすさがアップします。

トマトやミートボール、うずらの卵など形が丸いものはピックを活用すると便利です。ピックに刺さっていると子どもも食欲が増す効果があったり、見た目としてもかわいく、華やかになります。

また、最近100均でもトースターで使える耐熱皿などが売っています。そういったグッズを活用して一気に2品、3品と作ってしまえば、それだけで時間短縮できます。冷凍食品も時短出来るだけでなく、保冷剤代わりに使えるので一石二鳥です。

ただ、一口サイズのおにぎりや、ラップで巻く方法は食べやすくするために有効ですが、少し手間がかかるな、そろそろステップアップしたいなという段階になったら、カップご飯に変えてみるのもいいかもしれません。

お弁当作りは、子どもの「おいしかった」のひと言が何よりうれしいですよね。ほんのちょっとした工夫で、子どもも食べやすくなりますし、自分も作るのが楽になりますよ。ぜひ、これらのちょっとしたポイントを取り入れてみてください。

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