生後3ヶ月の赤ちゃん、遊び・おもちゃはどんなもの?

生後3か月でもおもちゃが必要!?

生後3ヶ月になると赤ちゃんの首がすわってきて、体もだいぶしっかりしてきます。ママの姿が目に入ると笑顔を見せるようになるなど、大変な中でも育児の楽しさを感じられることも多くなってきましたね。

手や足の動きにもだんだん幅が出てきて、活発になってくる生後3ヶ月の赤ちゃん。どんな「遊び」や「おもちゃ」を与えたらよいのか、ご紹介いたします。

生後3ヶ月の赤ちゃんとおもちゃ

生後3ヶ月くらいの赤ちゃんになると、「ガラガラ」「オーボール」などのおもちゃも、しばらく握ることができるようになります。しかし、まだずっと握っていられずに落としてしまうことも。この時期のおもちゃは、赤ちゃんの顔や体に落としても痛くないような、軽い素材・やわらかい素材などで選ぶようにしましょう。

また、この頃はなんでも口に持っていき舐める動作も始まります。歯固めができるおもちゃはまだ早いのですが、「カミカミできるおもちゃ」の中には生後3ヶ月頃から使えるものも。こちらなら、口に含みやすい作りなのでオススメですよ。乳歯が生えはじめる時期には、そのまま歯固めとして使用できます。

そのほか、この頃になると目に入ったものに「手を伸ばす」ことができるように。そんな赤ちゃんに適しているのが「おきあがりこぼし」。触れるとゴロンと転がり音が鳴るので、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれます。

また、色とりどりのおもちゃが吊り下がっている「メリー」なども、手を伸ばそうとする動作が運動になり、さらなる体の発達を促してくれます。

バウンサー・ハイローチェアの”揺れ”で遊ぶ!

動くと揺れる「バウンサー」、スイング機能付きの「ハイローチェア」などは、揺れが心地よいのか、しばらく一人遊びしている赤ちゃんもいるようです。

バウンサーにはおもちゃを取り付けてもいいですし、おもちゃ付きのものもあり、ママがちょっと家事で手が離せない場合などのときに、便利で心強いアイテム。バウンサーを側に置いて話しかけながら作業をすれば、ママも赤ちゃんも安心ですね。

ただ、赤ちゃんの性格も皆それぞれ異なり、中にはバウンサーを嫌がる子もいます。その場合には少し日数を置いた後に、再び試してみてください。

コミュニケーションで遊ぶ、情緒を育む

生後3ヶ月では、そろそろ喃語(赤ちゃん言葉)もでてくる時期ですね。あやすとニッコリ微笑んだり、喃語で返してくれたりと反応がでてくるのも、この時期の特徴の一つです。

この頃になると、絵に描いた顔・ぬいぐるみの顔などの「人の顔ではない顔」と、実際の「人の顔」が区別できるようになってきます。赤ちゃんは新生児期から微笑むことができますが、その頃の微笑みは、刺激を受けたときに出る本能的なもの。

生後3ヶ月以降、「人の顔」だと認識してからの赤ちゃんの「微笑み」は、周りの人と「コミュニケーション」していることの表れなのです。

表情のコミュニケーションで愛情を確認しています

赤ちゃんは、周りの人の顔が無表情・黙っていることが苦手と言われています。言葉を発しても周囲の反応がないと、不安になってしまうのです。しっかり反応が返ってくると、赤ちゃんは愛されていると感じて、安心感を得ることができます。

赤ちゃんは会話をしているときに、とても楽しそうにしていることも。この頃の赤ちゃんには、パパやママとのコミュニケーションも大切な「遊び」なのですね。

また、このコミュニケーションを通しての遊びは、赤ちゃんが安定した情緒を育むためにも役立ちます。赤ちゃんが微笑んだり喃語を発したりした際には、できるだけママもニッコリ笑いながら話しかけてあげましょう。

赤ちゃんも大好きな運動とスキンシップ!

赤ちゃんにとっては、体を動かすことも遊びの一つ。また、スキンシップは体の発達のためだけでなく、会話などのコミュニケーションと同じように、安心感も得られ情緒の発達にもよい影響を及ぼします。

生後3ヶ月の赤ちゃんには、つぎのような運動・スキンシップを行うとよいでしょう。

・うつぶせにする
・手足を伸ばしたり曲げたりする
・体をさする

いつも仰向けばかりの赤ちゃんをうつぶせにするのは、気分転換にもなり、一生懸命に首を持ち上げようとするのでよい運動になります。しかし、あまり長い時間では赤ちゃんも疲れてしまいますし、まだ自分では仰向けの姿勢に戻ることができません。適度な時間を見はからって行い、必ず大人が側に付いているようにしましょう。

音楽をかけたり、歌をうたいながらカラダを動かしてみましょう

手足の曲げ伸ばしや体をさする際には、童謡などの音楽をかけたりママが歌をうたったりしながら行うと、喜ぶ赤ちゃんも多いですよ。赤ちゃんの機嫌を見ながら、必ずゆっくりと、やさしく行いましょう。

赤ちゃんにとっては、おもちゃだけが遊びではありません。パパとママとの会話、体操などのスキンシップも立派な遊びです。五感を通して多くのことを吸収して成長している赤ちゃんと、たくさん遊んであげてくださいね。

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