生後3ヶ月の赤ちゃんとの外出、頻度や気になること

生後3か月で外出！気をつけたいことって？

生後3ヶ月くらいになると徐々に首がすわってきますので、赤ちゃんとの外出にも少し安心感がでてきますよね。赤ちゃんの成長がそのまま、お出かけの回数やお出かけできる場所が増えていくことにも繋がって、うれしく感じるママも多いのではないでしょうか。

今回は、生後3ヶ月になる赤ちゃんの外出の頻度や電車に乗る際の注意点、外出先での水分補給…などについてお伝えします。

外出の頻度はどれくらい？

少しずつ首がすわり始めてきて、体もしっかりしてくる生後3ヶ月の頃は、必要最低限の外出ではなく、日常的な買い物などなら連れて行っても大丈夫でしょう。もちろん、無理のない範囲でのお出かけが前提です。ショッピングモールなどにお出かけの際には、パパがお休みの日に一緒に行ってもらうのが安心ですね。

お出かけの前にはあらかじめ、行く予定のショッピングモールに授乳・オムツ替えができるスペースが完備されているか調べておきましょう。また、混雑する時間帯は外出を控えるようにしてください。

生後3ヶ月くらいになったら、必要に応じて電車でのお出かけを始めてもよいでしょう。いきなり遠い場所では赤ちゃんも疲れてしまいますので、数駅先くらいの場所から…にしてくださいね。

電車に乗っている間にぐずりや、うんちをしてオムツ替えしたいときなど、周囲に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。そんなときに備えて、一度電車を降りても支障がないくらいに、時間には余裕をもってお出かけすると安心です。

赤ちゃん連れでの電車利用は、基本的にベビーカーに乗せたままでの乗車移動が可能です。
ですが、ベビーカーが邪魔になっている場合や階段の登り降りをする際には、ベビーカーを畳んで、赤ちゃんを抱っこしたほうがよい場面もでてきます。抱っこひもは忘れないように持って行きましょう！

暑い日に外出すれば大人でも喉が乾いてくるもの。ましてや汗っかきな赤ちゃんは外出先での水分補給をどうしたら？と気になりますね。麦茶については、生後3ヶ月になれば飲ませてもOKという意見もあれば、離乳食が始まるまでは母乳やミルクだけを飲ませたほうがいいという意見に分かれています。

厚生労働省の「授乳・離乳支援ガイド」では「離乳食を始める前に果汁を与える必要はない」としています。これは、栄養のないものを摂取して満腹感を覚えることで、栄養のある母乳やミルクの飲みが悪くなるという理由からです。つまり、「離乳食を始める前は母乳・ミルクで十分」ということになります。

ですが、生後1ヶ月頃から飲める赤ちゃん用の麦茶を販売しているメーカーもあるくらいですから、絶対に飲ませてはいけないということではありません。ただ、外出時には荷物も多くなりますし、麦茶は持って行かなくてもよいでしょう。

どうしても麦茶を飲ませたいときは、体重が順調に増えているかなども考慮したうえで与えてくださいね。

よく「赤ちゃんを動物園に連れて行くと免疫力がアップする」という話を聞いたことはありませんか？それも1歳頃までに複数回連れて行ったほうがいいとも言われており、生後3ヶ月過ぎた頃から実際に赤ちゃんと動物園にお出かけするママもいるほどです。

なぜ、動物園が免疫力に関係してくるのでしょうか？赤ちゃんは無菌状態で育てるよりも、多少の雑菌に触れていたほうが病気になりにくいと言われています。また、動物の糞には「エンドトキシン」という細菌成分が含まれており、乳幼児期にエンドトキシンに触れることで、アレルギーなどが起こりにくくなるとも。

しかし、これは牛を飼っているなど動物と一緒に暮らしている場合で、赤ちゃんのときに1～2度動物園に行ったくらいでは、免疫力がつくほどの効果は得られないようです。

生後3ヶ月の赤ちゃんでは、動物を見てもまだ理解できませんし、ましてや首のすわりも完全ではない時期。動物を見て喜ぶようになったら、そのときはぜひ連れて行ってあげましょう。

赤ちゃんも生後3ヶ月になると、外出の自由度がだいぶ高くなってきましたね。外出時の赤ちゃんの水分補給は母乳かミルクだけでもOK。また、赤ちゃんと一緒に電車に乗る際には、こちらでご紹介したポイントに気をつけて、ほかの乗客にも配慮して乗車しましょう。