生後1ヶ月の赤ちゃん、睡眠と寝かしつけのコツ

赤ちゃんの寝かしつけ

生後1ヶ月頃、赤ちゃんはまとめて眠る時間が少しずつ増えてきます。ですが、夜中に何度も起きることもあり、まだまだママも大変な時期でしょう。

大人には当たり前の、夜は寝て昼間は起きるという「睡眠リズム」。いったい、どのようにして作られていくのか?と不思議になりますよね。今回は、そのメカニズムなど赤ちゃんの睡眠についてご紹介します。

生後1ヶ月の赤ちゃんの睡眠リズムとは?

赤ちゃんにより様々ですが、生後1ヶ月頃になると一日の睡眠時間は合計14~18時間くらいになります。16~20時間ほど眠っていた新生児期に比べると、トータルの睡眠時間は短くなり、1回の睡眠時間が少しずつ長くなってきます。しかし、まだ深夜に授乳で起きたり、夜と昼が逆転したりすることも多いのではないでしょうか。

実は、人の持って生まれた体内時計は25時間と言われています。ですが、言うまでもなく1日は24時間しかありません。生まれたばかりで、まだ25時間での感覚で過ごしている赤ちゃんが昼夜逆転してしまうなど、1日のリズムが整わないのも当たり前かもしれませんね。

眠りに大きく関わるホルモン、メラトニンとは?

では、なぜ大人は24時間のサイクルに適合できているのでしょうか? その理由のひとつに「睡眠ホルモン」とも呼ばれている「メラトニン」が深く関係しています。

メラトニンとは、脳内の「松果体」で分泌されるホルモンで、睡眠を促す働きを持っています。このホルモンは朝起きて太陽の光を浴びてから、14~16時間後に分泌され催眠効果をもたらしてくれます

生まれて間もない赤ちゃんは自分でメラトニンを作れませんが、母乳やミルクに含まれているメラトニンで補っています。赤ちゃんが自分でメラトニンを分泌できるようになるのは、およそ生後3~4ヶ月で、その頃には自然と1日の体内時計や睡眠リズムも整ってくるようになります。

睡眠リズムをつけるためには生後1ヶ月を過ぎた頃から、「朝になったらカーテンや窓を開けて外からの光を入れる」「寝る時間が近くなってきたら薄暗くする」「テレビなど眠りのさまたげになる音は小さくする」など、生活にメリハリをつける工夫をすると効果的です。

寝かしつけの基本ポイント

睡眠リズムと共に大切なのは睡眠の質。赤ちゃんが眠たそうにしているのに、なかなか寝つけないのは、何か理由があるのかもしれません。赤ちゃんの快適な睡眠のために、まずは基本的なポイントをチェックしましょう。

  • 暑かったり寒かったりしていないか
  • お腹がすいていないか
  • オムツが汚れていないか

低月齢の赤ちゃんに試したい寝かしつけ方法

それでも赤ちゃんが寝つけないときには、「ママが抱っこする」のがいちばんでしょう。 とはいえ寝かしつけに効果あり、とされている方法は知っておきたいもの。つぎにご紹介するのは、まだ生まれて間もない生後1ヶ月の赤ちゃんだからこそ、効果が期待できる方法です。

  • おくるみやタオルでくるむ
  • 胎教で聴かせていた音楽をかける
  • ホワイトノイズを聴かせる

お腹の中で包まれていた安心感を呼び戻すのが”おくるみ”です

おくるみなどでくるんであげると、その感覚がママのお腹の中にいたときの感覚を呼び起こし、安心感を得られると言われています。同じ理由により、胎教で使用した音楽を聴くと、胎内にいたときの安らかな気持ちを思い出すのかもしれません。

胎児のときに日常的に聞いていた雑音と似ている!”ホワイトノイズ”とは?

「ホワイトノイズ」とは、デレビの砂嵐やドライヤーの音などの雑音のことを指します。胎児の頃の赤ちゃんはママのお腹の中で、ママの心音や血液が流れる音を日常的に聞いていました。このホワイトノイズが、ママのお腹の中で聞こえていた音に似ているので、赤ちゃんの安眠に効果があるとされています。

ホワイトノイズは動画サイトなどに赤ちゃん用としてアップされていますので、試してみてはいかがでしょうか。

寝かしつけに効果が期待できるとされている方法には、本当にさまざまなものがあります。ママがいいと思ったものをいくつか選んで試してみて、赤ちゃんに合ったものを見つけてあげましょう。

赤ちゃんの睡眠リズムを整えるために、生後1ヶ月頃からは、ママが生活にメリハリをつけてあげる手助けをするのも大切です。また、なかなか寝つかないときには、こちらでご紹介した方法も参考にしてみてくださいね。

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