こちらのページで赤ちゃんが人見知りをする原因は、「相手に近づきたい」という気持ちがあるからということをご紹介しました。また、決してずっと続くものではないということもご理解いただけたと思います。
しかし、そうは言っても、あまりに激しく泣かれると困ってしまいますね。そこで今回は、赤ちゃんの人見知りはいつまで続くのか、そして、激しく泣いたときはどうすればいいのかについて、先輩ママの声を交えながらご紹介します。
人見知りはいつまで続く?
一般的に人見知りが始まるのは、生後半年ごろからといわれています。ピークは1歳前後で、2歳を過ぎると次第におさまっていきます。ただし、個人差があるので、あくまでも目安と考えてくださいね。
人見知りをしたときの対策
人見知りをする原因は
- 相手に興味がある
- だけど、ちょっと怖い
という相反する2つの気持ちがあるからです。そこを考えて、対策を取っていきましょう。
相手の人に無理やり近づけない
「どうして泣いているの?ほら、じいじだよ!生まれたときからかわいがってくれているんだよ」と無理やり相手に近づけるのは、人見知りの時期は避けておきましょう。人見知りの強い子は、相手が真正面から顔を近づけると目をそらそうとします。それよりは赤ちゃんの身体を横に向けて抱きながら、相手と何気ない世間話をするのがおすすめです。
相手が誰なのかを赤ちゃんに理解させる
「あっ、じいじが見えてきたよ」と、少し離れたところから説明してあげましょう。すぐには理解できなくても、何度かやっているうちにわかってきます。
周囲の人にも理由を説明して、「さりげなく接してね」とお願いするのもいい方法です。つい赤ちゃんに話しかけようとしますが、あえて知らん顔してもらって普通にママと会話をしてもらうと、赤ちゃんはその様子をチラチラと見ています。
ある男性は孫に泣かれてショックでしたが、最初はふすまの向こうからそっと見るだけ、それで泣かなくなったらテーブルをはさんで見るというように、少しずつ距離を縮めていったそうです。そのつどママは、「これじいじにもあげようね」とお菓子を渡すなど、「この人は仲間だよ」とアピールすることで人見知りを克服しました。
普段から多くの人と接する
いつもママと赤ちゃんだけが向き合って暮らしていると、どうしても他人に対して怖がるようになります。普段から同年代の赤ちゃんと触れさせたり、買い物に行ったらお店の人と会話をしたりしてみましょう。そのときは赤ちゃんに、「ほら、お店のおばちゃんよ。こんにちはしようね」と呼びかけていきましょう。先輩ママの声では、それだけでもかなり違うという意見が多数ありました。
決して叱らない
人見知りしている子を叱っても、何の効果もありません。むしろ、さらに怖がらせるだけです。「今は仕方がない」と思って、「おさまるまで待つ」と気長に構えていましょう。
いざというときに困る人見知り
人見知りが強いと、ママが子どもを誰かに預けてお出かけする場合に困りますね。ママが病気で診察を受ける場合や、感染症が流行していて子どもを連れて出たくない場合などがあります。そんなときに預けられるように、おばあちゃんやパパなど「この人なら大丈夫」という人を作っておくといいですよ。
そのためには人見知りが始まる前から、何度も抱っこしてもらう、お風呂に入れてもらうなど、接触する時間を増やしてあげてください。パパの帰りが遅い場合はなかなか難しいですが、休日は子どもと一緒に過ごすなど協力してもらいましょう。
人見知りをしてもどうしても預ける場合は、赤ちゃんが好きなDVDやおもちゃなどを用意しておくのもいい方法です。一時期のことですので、なんとか乗り切っていきましょう。