1歳児の離乳食~好き嫌いや食べむらはこうやって克服しよう

離乳食

食べさせるときのひと工夫

手づかみできる大きさにしてみよう

1歳児はスプーンがうまく使えずにイライラしてしまうことがあります。まずは手づかみで自由に食べさせてあげましょう。
ごはんは一口大のおにぎりに、パンは小さくちぎるなど工夫すると食べやすくなります。
ただ、ポイッと下に落とすのがおもしろくなると遊び食べになってしまいます。わざと落とし始めたら、スプーンで口に運んであげましょう。遊び食べは早めに切り上げるのが大切です。

フォークに刺しておく

手づかみからスプーンに移行する前はフォームで食べる練習を。あらかじめ食材をフォークに刺しておくと、喜んで食べてくれます。
上手に食べられたら大げさにほめると自信がつきますよ。

ジュースやおやつの量と時間に要注意

食事が進まないのは、お腹がすいていないのかも知れません。十分にお腹がすけば自然と食べ始めます。
食事の準備ができるまでにジュースやおやつを与えていませんか?大人にとっては少量でも赤ちゃんはそれでお腹がいっぱいということがあります。卒乳していない場合で食が進まないのは、母乳でお腹が減っていないということがあります。
食前には何も与えないように、また食事と食事の間はよく身体を動かすようにするとお腹がすいて食が進みますよ。

ほめて伸ばす!

食事は栄養補給だけでなく、しつけの時間でもあります。ただ、そこで叱ってばかりでは赤ちゃんは食事を楽しめません。まずは楽しい雰囲気を意識しましょう。手づかみでもスプーンでも、上手にできたらほめてあげてください。
自信がつくと、積極的に食べるようになります。

環境を変えてみる

お天気のいい日は簡単なお弁当を持って外で食べてみてはどうでしょう。身体を動かした後はなおさら食が進みます。
ママ友を誘って何組かの子ども連れで一緒にランチ会をするのもおすすめです。子どもはにぎやかな雰囲気につられて、機嫌よく食べてくれますよ。お友だちのママにほめられて、頑張って食べるというケースも。ママの気分転換にもなるので、やってみる価値アリです。

ただし、あまりひんぱんにやると、お互いの負担になる可能性があります。
ストレスのない範囲でたま~にやってみるという程度がいいかも知れませんね。

食材にひと工夫

麺類は細かく刻んで

うどんやパスタなど麺類は子どもが大好きな食材です。1歳児は小さく刻んであげましょう。1cmくらいがいいのですが、それでもうまく食べられないときはもっと小さく切ってもOKです。
赤ちゃんの様子を見ながら調整してあげてください。

赤ちゃんの好みを把握しよう

マーボー豆腐のようなとろみのあるメニューが好きとか、いも類が好きなどそれぞれに好みがあります。好きな味付けや好きな食材に苦手な食材を混ぜてみましょう。知らず知らずのうちに食べていたというケースが多いようです。
ただし、同じメニューばかりになると栄養が偏ってしまうので気をつけて!

形状を変えてみる

例えば肉はそのまま焼く、煮るだけでなく、ひき肉を丸める、そぼろにするなど形状を変えてみましょう。そこに苦手な食材を混ぜ込むと、知らないうちに食べてくれます。

好き嫌いは赤ちゃん時代に決まるわけではないので心配無用

「小さいころに味覚が決まるから、0歳~1歳時代に嫌いになったものはずっと食べない」と思っているママ。
決してそんなことはありません。
子どもの好みはどんどん変化していきます。活動量が増えれば、ぐんと食欲もUPするのであまり心配しないことが大切です。それよりも濃い味付けや塩分、糖分、食品添加物の取りすぎにならないように気をつけましょう。
素材の味を意識しながら、いろいろな食材を取り入れていけば栄養素がバランスよく摂取できます。
親子で食事を楽しんでくださいね。

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