1歳を過ぎると歯が生えてきて、大人と同じ食材でも食べられるようになってきます。
赤ちゃんの好奇心はどんどん広がるし、あちこち外出する機会が増える時期でもあります。
ですが、1歳はまだまだ消化機能が十分ではありません。また、濃い味付けは塩分の取りすぎという点と薄味が物足りなくなるという点でも避けたいもの。
そこでつい与えてしまいがちだけど本当は避けたい食材を集めました。
1歳児に与えない方がよい食べ物編
ジャンクフード
ハンバーガー
ハンバーガーのお肉は1歳児でも食べられる硬さですが、塩分や香辛料が多く含まれています。脂質も多いので、少量でもかなりのカロリーになります。
子どもの味覚を育てる上でも、カロリーの面でも1歳の食事では避けておきましょう。
フライドポテト
大人でも塩からいと感じるほど、塩がたくさん使われています。また、脂っこい点で胃腸に負担をかけます。もしどうしても与えるなら、ペーパーなどで塩分と油分を取り除いてあげましょう。本数は5~6本までに抑えること。
ちなみに1歳児の1日の塩分の目安は0.4グラムとごく少量です。ハンバーガーとポテトを合わせるとかなりの塩分量になるということを忘れないようにしましょう。
スナック菓子
大人用のスナック菓子には塩分やうまみを感じる成分などがたくさん使われています。
それを1歳児に与えると塩分の取りすぎに。また味覚を育てる面でもおすすめできません。
赤ちゃん用のスナック菓子は塩分などが少なめです。欲しがるときは赤ちゃん用を与えましょう。
アイスクリーム
暑い日は大人でも食べたくなりますね。栄養価が高いイメージがありますが、市販のアイスクリームは糖分や脂質、添加物が多いので、1歳児は避けるのがベスト。
ソフトクリームも同じですよ。カロリーも高いので気をつけましょう。
ただし、熱が高く食事が取れない場合や、口内炎が出来ているときなどは少しだけならOKです。(スプーン5さじ程度まで)
チョコレート味やいちご味は甘すぎるので控えてくださいね。
ケーキ
1歳のバースデーを前に悩むのが、市販のケーキ。与えていいものかどうか、迷ってしまう人が多いのではないでしょうか?
答えはズバリ!控えておきましょう。
生クリームは糖分、油分、カロリーが高め。他の食事が食べられなくなります。どうしてもと言うなら、小さなショートケーキを買って、赤ちゃんにはひと口だけ与えて後はパパとママが食べるという程度に。
大きくなればパクパク食べられるので、それまでは我慢ですね。特に卵アレルギーの可能性がある赤ちゃんは要注意です。
手作りするならホットケーキや食パン、幼児用ビスケットなどを使って、クリームの代わりにヨーグルトを使う手も。フルーツで彩りを添えればステキなバースデーケーキの完成です。
刺し身
雑菌が多いのでNGです。
必ず火を通して与えましょう。貝類は消化が悪く、食中毒になりやすい食材です。1歳児は控える方がいいでしょう。
また、かまぼこやちくわなどの練り製品は塩分や食品添加物が多いため、1歳児は控えます。
チョコレート
ママや上の兄姉がおいしそうに食べているとほしがるかも知れませんが、1歳児にはNGです。糖分、脂質、カロリーが多く、カフェインもあります。虫歯の心配もあるため、与えるなら3歳以降にしましょう。
1歳児に与えない方がよい飲み物編
スポーツ飲料
大人は熱が出たときなどスポーツ飲料やイオン飲料を飲みますが、1歳の赤ちゃんは控えましょう。
さっぱりしているように見えても糖分や塩分が多く含まれています。甘みは合成甘味料を使っていますが、これが味覚を鈍らせる原因になるといわれています。
飲ませるなら赤ちゃん麦茶や湯冷ましなどにしておきましょう。
大人用果汁ジュース
果汁100%のものは悪くはないのですが、お腹がゆるくなる場合があるので与える量に注意しましょう。100ml程度にとどめるのがいいと言われています。
ビタミンは野菜や果物から取ると、それ以外のミネラルや微量栄養素も取れますよ。
乳酸菌飲料
糖分が多い上に胃腸に負担をかけるので3歳を過ぎてからを目安にしましょう。
虫歯の原因になるとも言われていますので、3歳以降でも飲ませた後はしっかり歯磨きをしておきましょう。
飲料 | スティックシュガー(1本=砂糖3グラム) |
スポーツ飲料(500ml) | 約11本 |
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大人用果汁ジュース(200ml) | 約8本 |
乳酸菌飲料(65ml) | 約4本 |
飲むヨーグルト(125ml) | 約5.5本 |
炭酸飲料(350ml) | 約13本 |
手軽に飲めるこれらの飲料はかなり糖分が多いことがわかります。
大人も飲みすぎには注意したいですね。