2歳の便秘。原因と対処法・病院での治療方法は?

2歳児の便秘

子どもはよく便秘になります。放っておくと、3~4日出ないなんて当たり前!なんて子もいるのではないでしょうか。便秘になってしまうと、おしりが切れて痛い思いをしたり、体調が悪くなって熱が出てしまったりします。可愛いわが子に、そんな思いをさせたくないですよね。ここでは、2歳の便秘の原因や対処法、病院での治療方法などについて詳しく紹介をしていきます!

2歳が便秘になる原因は主に3つあった!

どうして2歳児が便秘になってしまうのでしょうか。赤ちゃんのときは便秘なんて無縁だったのに、離乳食が過ぎたら便秘になってしまった・・・・・・なんて話もよく聞きますね。ここでは、2歳が便秘になってしまう原因を3つ説明していきたいと思います。

【その1】食生活の変化によって便秘になってしまう

2歳くらいになると、離乳食も終わり、大人とほぼ同じものを食べるようになる子が多いでしょう。すると、食生活が変わってしまい、便秘になりやすくなるのです。また、好き嫌いが多くなってくるのもこの時期で、無意識のうちに、バランス良く食事が出来ていなかったりすることもあります。食物繊維をしっかり摂取できるように野菜を多めに食べさせることを意識するというのも間違いではありませんが、もっと気遣って欲しいのは、「バランスよく食事をしているのか」ということです。食生活の変化が原因の便秘なら、食事を見直すだけでも便秘の解消になることがあります。

【その2】大人と違い、踏ん張る力が弱い・・・・・・

2歳くらいだと、まだまだ踏ん張る力が弱く、便をうまく出せないことがあります。このタイプなら、大人になるにつれて力が強くなっていき、便秘が解消できるようになることが多いです。それまでは、病院に行って便秘の治療をしてもらったり、浣腸をして排便を促すことが必要になってくる場合もあります。

【その3】トイレトレーニングによる便秘

2歳ごろは、トイレトレーニングの時期ですね。オムツを取るために、毎日トイレに連れて行っているママ、本当にお疲れ様です。実は、このトイレトレーニングが便秘の原因になってしまっていることがとても多いと言われています。理由は、トイレに失敗することが怖くなってしまうからです。怒らずにトイレトレーニングをしていると言っても、「やっぱり出来なかったか・・・・・・」とがっかりしてしまうことがあるでしょう。子どもは、それを敏感に感じ取って、失敗することを恐れるようになってしまいます。すると、それがプレッシャーになって便を出せなくなってしまうのです。このタイプの便秘は、本人が悪いのではなく、大人がおおらかな気持ちで接することが出来ていないのが原因です。失敗してもいいよ、当たり前だよ!と励ますようにできると良いですね。

便秘の解消法には何があるの?

便秘を解消してあげたい!と思いますよね。子どもが痛い思いをしているのを見るのはとても辛いものです。少しでも便秘を解消するために、どんな方法があるのかここでお話をしていきます。ただ、ここで紹介する方法は、効果は確かにありますが、民間治療法なので、「極軽~い便秘にのみ」実践してみてください。

【その1】お腹をマッサージすると便通が良くなる!

この方法は、聞いたことのある人が多いでしょう。お腹を「の」の字にマッサージする方法です。手首に近い部分で適度に押しながらマッサージをするのがコツです。軽くさするだけでは全く腸が刺激されないので、効果が期待できません。強く押しすぎるのも子どもの負担になりますので、適度に押すということを意識しましょう。

【その2】浣腸をして便を出す!

浣腸をして便を出すというのは、軽い便秘にはとても効果がある解消法です。小児用の浣腸が薬局などでも売っているので、一度試してみてはどうでしょうか。ただ、浣腸が効くのは、やはり「軽い便秘」なのです……。ひどい便秘の場合、便が邪魔をして浣腸の液が腸内に入らないということが起こってしまいます。そのようにひどい便秘のときは、子どものためにも必ず、病院へ行くようにしましょう。

病院ではどんな治療をするの?

便秘がひどいので、病院に連れて行って治療してもらおうと思っているママもいますよね。ですが、どんな風に治療をするのか知らないと、不安になってしまうなんてこともあります。わが子にどんな治療をされるのか、少しでも知識をつけていきたい!と思うママがとても多いです。ここでは、病院で行なわれている治療方法の一部をご紹介していきます。

触診をしてレントゲンを撮る

便秘で病院に行くと、まずはお腹を触ってハリ具合や便が溜まり具合を調べます。触診だけで終わる病院もありますが、ひどい便秘だとレントゲンを撮ってどれくらい便が溜まっているのかなどを見ることになるでしょう。

浣腸を出されたり、薬を出されたりする

2歳くらいの便秘の治療には、グリセリン浣腸が使われることが多いです。小児用のグリセリン浣腸なので、大人が使うものよりも小さいのですが、その威力は抜群だと言えます。ただ、最初は硬い便を出すので、痛い思いをするかもしれません……。それを何回か続けていれば、溜まっていた便が少なくなり、お腹が楽になりますよ。

グリセリン浣腸だけでなく、薬を出してくれる場合もあります。弱めの下剤のようなものなので、飲んでいるうちは毎日便が出るようになります! 毎日便が出るようになったからといって、自己判断で止めてしまうと便秘が再発してしまい、また痛い思いをさせてしまうことに繋がります。ですから治療を始めたら、最後までしっかりと治療しましょうね!

2歳の便秘についてのまとめ

2歳の便秘について詳しく説明していきましたが、どうでしたか? この時期の便秘の原因で多いのは、トイレトレーニングからのストレスだということに驚いたママもいるでしょう。軽い便秘なら、自宅でマッサージをしたり、食事を見直したりすることで便秘が解消することもあります。ひどい便秘のようなら、すぐに病院へ行ってあげてください。治療をすることで毎日便が出るようになり、本人もお腹が楽になってご機嫌になってくれますよ。

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