幼稚園の卒園アルバムはどうやって作られる?

卒園アルバムの作り方いろいろ

幼稚園の年長クラスに進級したら、いよいよ卒園や小学校入学を意識しますね。卒園といえば記念アルバムです。園によって作り方はさまざまですが、いくつかのパターンに分けることができます。

アルバムの制作担当は園とは限らない

卒園アルバムは園が作ってくれるもの……とは限りません。業者に頼む場合もありますし、保護者が自分で作ったり、何人かで編集委員となり作業を行う場合もあります。

小規模の園ならではのやり方も

人数が少ない園であれば、園がアルバムを作ってくれるところもあります。そういったところでは、園が行事や普段の様子を撮った写真をアルバムにまとめてくれたりします。アルバムは入園時に保護者から渡しておくので製本されたものではありませんが、温かみあるアルバムになるのは間違いありません。

大きな園では積み立てて業者依頼も

規模の大きい園だと、なかなか手作りということは難しく、業者に依頼し製本するところも多いでしょう。そのために毎月積立金が必要だったりもします。製本すると立派ですが、人によっては自分の子どもが写っている枚数が少ない、などの寂しい思いをする可能性もあります。

卒園アルバムを自分たちで作る場合もある

卒園アルバムの作成は園が主体だったり、園から業者に委託されるなら、保護者への負担は金銭的な問題だけで済みます。ただ最近はプライバシーの保護から、園が撮った写真を他用できない、というところが多いです。そのため保護者自身がアルバム作成を行なうところも増えています。

ここが楽しい、ここが大変!自分たちで作る卒園アルバム

編集作業を保護者が主体となって行うことは、大変ですが楽しいこともあります。特に大変なのは、写真選定をする際は自分の子どもだけでなく、園児全員を平等に扱わないといけないことです。

また卒園アルバムのために写真を撮りに園に行かなければならないこともあり、仕事をしている場合は負担も大きいです。そしてプロとは違うので、子どもたちのいい表情をカメラに収めるのも大変です。

ただ、そのぶん作ったアルバムは、親としても思い出に残るものになります。例えば手作りすると手間はかかりますが、完全オリジナルのものができ上がります。卒園してからもアルバムを開く楽しみができるでしょう。

保護者が卒園アルバムを作る5つの方法

保護者がアルバムを作る場合、大きく分けて5つのパターンから方法を選べます。

全部手作り!

人数がそこまで多くない場合は、台紙から写真選定、デザインまですべて手作りという選択ができます。台紙はインターネットの無料印刷素材などを使うと、かわいいイラストのものがたくさん見つかります。

手作りすると、子どもの写っている枚数を平等にできるなどのメリットがあります。また、ぬくもりあるアルバムに仕上がるのは間違いありません。費用も抑えようと思えばとことん抑えることができます。

業者の製作キットを活用

全部一から手作りは大変だけど自分たちで作りたい、という場合は製作キットを活用する方法があります。業者によって取り扱いがあり、注文するとキットが送られてきます。そこに写真を切り貼りして返送します。製本は業者がしてくれるというものです。

製作キットを使うメリットは、複数人で作れることでしょう。また、切り貼りすることで手作り感のある仕上がりになります。手作業が苦にならない人や、時間に余裕がある人にはおすすめです。製作キットは1,500円前後で、製本代は別途必要になります。

フォトブックにする

高品質で早く仕上げたいという場合はフォトブックが便利です。あらかじめ決まったテンプレートがあるので、そこに写真を入れ込んでいくだけです。期日が決まっていたり、時間がない時は比較的早く仕上がるためおすすめです。ただし紙焼きの写真の場合、データの取り込みに時間がかかる場合もあります。

縦型、横型、正方形と形を選ぶことができ、大きさもA4やB5など思うように作れます。価格はページ数によりますが3000円程度からで、注文数が多いほど割引が効く場合もあります。1冊単位から注文できるところもあるので、卒園アルバムとは別に、個人で作って思い出を収めるのもいいのではないでしょうか。

パターンだけ決めてデザイナーに任せる

デザインが苦手だったり、時間的な都合からプロに任せたい場合は、パターンだけ決めてあとはお任せ、というスタイルをとることができます。背景や枠を決め、使用する写真を指示用紙に書き、データや写真を送付すればあとはデザイナーが作ってくれます。

パターンがあるので仕上がりもイメージしやすく、写真を選ぶだけで出来上がるので忙しい人でも作りやすいです。ただしデザイナーに依頼する分、料金は高くなります。基本料金に加え、追加料金を考えておく必要があります。その料金はページ数によって変わります。見積もりをしてから依頼するのがベストです。

全部プロに任せる!

レイアウトやデザインを考えるのが苦手、その時間がないという場合は全てデザイナーに任せるという方法があります。この場合は使ってほしい写真と、指示用紙だけ記入し、写真やデータを送付するだけです。デザイナーによってオリジナルのものが出来上がります。

こちらも追加料金がかかることを想定して注文しましょう。パターンだけ決める場合と同じく、一旦見積もりを出してもらうのがベストです。

その他、業者によっては手作り部分とデザイナーによる編集部分とを組み合わせて注文できる方法をとっているところもあります。注文内容によっては、修正依頼を出して写真の入れ替えやコメントを追加したりもできます。

また、必要に応じて文集や寄せ書きページをアルバムに加えたり、フリーページを差し込むこともできるサービスがあります。用途に応じて利用しましょう。

上手にネットを活用してオリジナルアルバムを作ろう

園によって卒園アルバムの作り方は違います。保護者がノータッチで、園や業者が主体となって作ってくれる場合はお任せするしかありません。ただ保護者が主体となって作らないといけないなら、ネットを活用するのが一番です。ネットを使えば、ある程度手作りできるサービスもあれば、全てプロに任せることもできます。

また、データさえあれば個人的に作成することも出来ます。園児全員が平等の枚数で、いい顔をした写真が納まったアルバムを作るのはなかなか難しいことです。園のアルバムとは別にフォトブックなどを使って、自分の子どもだけのアルバムを作るのも思い出づくりの方法です。

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