幼稚園に通うとなると、いろんなものが必要になります。水筒もそのひとつですよね。たくさんある水筒の中から、どんな素材のものを選べばいいのか、大きさはどのくらいがいいか、初めてだと悩んでしまいます。そんな水筒のポイントについてまとめました。
幼稚園の水筒はプラスチックかステンレスが主流
幼稚園に持っていく水筒の主流は、プラスチック製のものかステンレス製のものです。それぞれに長所・短所があります。
プラスチック製のメリット
- 軽い
- キャラクターものが豊富
プラスチック製のデメリット
- 保冷・保温が出来ない
- 水漏れの危険性
- 壊れやすい
プラスチック製を選ぶ魅力は、なんといっても軽いことです。大人でも水筒が荷物に入っていると重たく感じるときがあります。小さな子どもなら尚更ですよね。プラスチック製のものは水筒の中でも特に軽い材質です。
それに加えて、かわいいキャラクターものの水筒も多くあります。幼稚園くらいのお子さんにはぴったりです。ただし、プラスチック製だと保温はできません。しかも水漏れの可能性や、材質的に他のものより壊れやすいというデメリットもあります。
ステンレス製のメリット
- 保冷・保温機能がある
- 丈夫で長持ちしやすい
ステンレス製のデメリット
- 重い
- キャラクターものは少なめ
ステンレス製のものはプラスチック製の反対のメリット、デメリットを持っています。なんといっても、保冷・保温効果があるのは大きいポイントです。そして丈夫で水漏れもしにくく、比較的長持ちします。また、プラスチック製に比べると重量があります。大きさによっては子どもの負担となることもあります。
狙い目は軽量ステンレス
プラスチック製とステンレス製を見比べると、どちらも一長一短といったところです。軽くてかわいいプラスチックは遠足でも持ちやすいですし、運動会など暑い時期は保冷効果が大切です。そこで最近人気なのは、「軽量ステンレス」の水筒です。これならステンレスのよさはそのままに、普通のものに比べて重さもありません。
人気はサーモス
軽量ステンレスの中でも人気があるのは、サーモスの商品です。飲み口を変えることができたり、壊れたパーツを交換できたりします。汚れやすいパッキンだけ変えるということもできるので、衛生面でも安心です。少しお値段は高くなりますが、保温・保冷効果は抜群です。他にも象印やタイガーといったメーカーの水筒は人気があります。
なるべく継ぎ目のないものを選ぶ
水筒の材質を決めるのと一緒に、そのつくりにも注意して選びましょう。なるべく水筒の中に継ぎ目がないものを選ぶようにします。継ぎ目があると、どうしてもそこに水垢がたまりやすく、不衛生になりがちだからです。
水筒の飲み口も選べるものを
水筒の材質だけでなく、飲み口についても大きなポイントです。特に年少くらいの子どもは、まだ上手に飲むことができなかったりします。水筒の飲み口は大きく分けて、「ストロータイプ」「直飲みタイプ」「コップ」と3つに分かれ、これもそれぞれメリット、デメリットがあります。
- ストロータイプのメリット・デメリット
ストロータイプの場合、小さい子どもでも飲みやすいというメリットがあります。ただ、長時間持つとなると、衛生的に不安が残ります。また、ストローから唾液が中身に入ったり、洗うにしてもきれいに洗えないという難点があります。
- 直飲みタイプのメリット・デメリット
直飲みするタイプも、ストロータイプほどではないにせよ、小さい子どもには扱いやすい飲み口です。デメリットは子どもがこぼす可能性があるということです。そして、ストロータイプと同じく直接口をつけるので、衛生面でも不安があります。
- コップタイプのメリット・デメリット
コップタイプは、衛生面で一番安心ですが、年少・年中くらいの子どもの場合はまだ上手にコップの開け閉めが出来ないことがあります。また、直飲みと同じくこぼしやすいというのもデメリットとして挙げられます。
園によっては指定される場合もある
水筒の飲み口については、園によってあらかじめ指定される場合があります。例えばストロータイプや直飲みタイプは不衛生だからやめてほしいと言われるなどです。あるいは、直飲みやコップタイプはこぼしやすいのでやめてほしい、ということもあります。
2WAYが便利
飲み口の指定があるなしに関わらず、子どもの成長に応じて使い分けができる2WAYタイプの水筒はおすすめです。このタイプは、コップと直飲み両方に対応できます。子どもが小さいうちは直飲みで、大きくなればコップを使わせる、といった使いわけができます。
水筒の容量はどのくらいがいいか
水筒を選ぶにあたって、容量をどのくらいにしたらいいのかというのも悩みどころです。大きめにしておけば後々まで使えるかも、と思う反面で、小さいうちは負担になるとも考えられます。これについては、園で中身を補給してくれるかどうかもポイントになります。
基本は500ml程度のもの
幼稚園の水筒の容量は、基本は500ml程度のものを選ばれる方が多いです。園で中身を補給してくれる場合は、飲み終わったら補給してもらえるので、もう少し小さい350ml程度の大きさを選ぶという選択肢もあります。
水筒を長持ちさせるために
いくらステンレスで丈夫だからといって、絶対に壊れないわけではありません。扱うのは子どもですから、落としたりぶつけたりと衝撃を与えてしまうことも多いでしょう。なるべくリスクを減らすためには、水筒カバーを付けることをおすすめします。
手作りすると自分だけのオリジナル感が出るので、子どもにも喜んでもらえます。シンプルな水筒もシールをつけたり、カバーにこだわることで印象は全然違います。
まとめ
幼稚園の水筒は、保冷・保温ができ、かつ軽量のステンレスのものを選ぶと使い勝手がいいです。ステンレス製のものはシンプルなものが多いですが、キャラクターシールを貼ったり、かわいいカバーをつけるだけで印象は変わります。
それでも重い場合はプラスチック製のものを選びましょう。飲み口は直飲み・コップの両方に対応できる2WAYタイプがおすすめです。容量は500ml程度を目安に、子どもの様子を見て決めましょう。