平均的な新生児の身長は50cm、体重は3000gですが、1歳を迎えるころに身長は30cm前後も増え、体重は約3倍の9㎏前後になります。めざましい成長ぶりですね。
0歳の赤ちゃんは、たびたび服のサイズが変わります
出産祝いとしてベビー服をプレゼントする場合も、自分の子ども用に購入する場合も、迷うのが赤ちゃんの服のサイズです。赤ちゃんの服は大きすぎても小さすぎても動きにくいので、ピッタリサイズを選んであげてくださいね。
サイズは10cm刻み
国内メーカーの赤ちゃんの服は、下の表のように”身長でサイズ表記”されています。例えば新生児なら身長が50cmなので、サイズは「50」となります。多くのメーカーは50、60と10cm刻みになっていますが、メーカーによっては55、65、75といったサイズを販売しているところもあります。
サイズ | 身長 | 体重 | 参考月齢 | 服のタイプ |
50 | 50cm | 3~6㎏ | 0ヶ月~2ヶ月 | ドレスタイプ(股下にボタンがないタイプ) |
60 | 60cm | 6~9㎏ | 3ヶ月~5ヶ月 | カバーオール |
70 | 70cm | 9~11㎏ | 6ヶ月~11ヶ月 | 上下に分かれたもの(トップスとボトムス) |
80 | 80cm | 11~13㎏ | 1歳~1歳半 | トップスとボトムス 女の子はワンピースも |
90 | 90cm | 13㎏~ | 1歳半~2歳 |
選ぶ基準は身長と月齢で
お店で赤ちゃん用の服を選ぶ場合、基本は身長と月齢を参考にします。ただし、参考の月齢よりも身体が大きい子や小さい子など赤ちゃんには個人差があるので、身長を参考にしながらお店の人と相談して選ぶとよいでしょう。
また、同じサイズでもメーカーによって微妙に大きさが異なります。赤ちゃん本人を連れていける場合は、身体の上から服を当ててみて合うかどうか検討してみましょう。
子どもの体型も視野に入れて!
- 頭が大きい子……服の首周りの形が引っかかってしまうかも?
- お腹が出ている子……上着のすそ丈が足りない可能性あり?
- やせている子……ジャストサイズのはずが、服の形によってはブカブカに……
同じ身長でも赤ちゃんによって体型が異なります。肩にボタン(スナップ)がついていないTシャツやトレーナーなどは、頭が大きい子は首が入らないという結果になる可能性があるので、気をつけなくてはなりません。「着せるときに嫌がって泣いた」とか、「無理に脱がせようとして耳が切れた」というケースもあります。特に海外製品(インポート品)はサイズが小さめのことが多いようです。無理せずに前開きや肩にスナップがあるものを選んであげましょう。
また太めの子やお腹が大きい子は、丈が短いトップスだとお腹が出てしまいます。長めの丈の物を選んであげるといいですよ。
赤ちゃんの服をお祝いで贈る場合の注意点
贈り物を考えるときに、チョイスしやすいものの中に洋服が入っています。けれど、生まれたばかりの赤ちゃんは成長が早いですし、体型によっても着られる服が限られてきますから、どんなものを贈ったらよいか悩みどころですよね。いざというとき失敗しないよう、気をつけたほうがよいポイントを確認しておきましょう。
生まれた時期と実際に着る時期をよく考えて!
夏に生まれた場合、当然のことながら店頭には夏服ばかりが並んでいます。反対に冬は冬物ばかりです。
赤ちゃんの服をお祝いに買う場合、生後半年ごろに着る服を買うと、実際に着るころには季節が真逆になっています。つまり、夏にサイズ60(生後6ヶ月用)の夏服を買っても、その子が6ヶ月を迎えるころは真冬ということになります。せっかくの好意が無駄になることも……。
プレゼントとして贈る場合は、1年後や2年後に着られる服を選ぶと失敗がありません。
赤ちゃん服は「大は小を兼ねない」
「大は小を兼ねる」という言葉があります。「子どもはどうせすぐに大きくなるんだから、大きめの服を着せておこう」と考える人がいるかも知れません。しかし、成長期の子どもは活発に動きまわります。大きい服は子どもにとってマイナス面が多いので注意しましょう。
大きすぎる服のマイナスポイント
- 袖が長い
- ボトムスのすそが長くて引きずる
- 肩が下がってだらしなく見える
- 首から風が入って身体が冷える
購入するのが大変な場合は、親せきや友だちのおさがりをもらうとよいかもしれません。おじいちゃん、おばあちゃんなど周りからプレゼントで服をもらう場合には、「このサイズの服がこんな服がほしい」と粗方のリクエストするなどして、ぴったりサイズを用意してあげてくださいね。