赤ちゃんのミルクの量はどれくらい?足りてないときのサインは?

どう量るの?ミルクを飲んだ量

母乳やミルク、あかちゃんはどのくらい飲むのが理想的?

赤ちゃんの離乳食が始まるのは生後5ヶ月頃からです。それまでは母乳やミルクが赤ちゃんの栄養源になります。そこで気になるのがミルクの量。赤ちゃんが飲まなければならないミルクの量は、どれくらいが目安でしょうか?飲まない、飲みすぎなどミルクに関する悩みにもお答えします。

ミルクの量の目安を知ろう

生後間もないころの赤ちゃん(新生児)のミルク量は、1回50mlから100mlとごく少量です。1回の量は少ないのですが、回数は多くなります。1日に8回、3時間おきに授乳します。夜中もミルクをあげるので、ママはなかなか眠れない時期ですね。

しかし生後2ヶ月を迎える頃には、1回140mlに増えていきます。1回に飲む量が増えるので、与える回数は1日7回に減ります。3ヶ月目には1回180~220mlになり、1日に5回くらい与えます。その後は生後5ヶ月を迎える時期になると、離乳食も与えていきます。

【赤ちゃんのミルクの量と回数の目安】

ミルクの量 1日の回数 1日のミルクの量 赤ちゃんの体重の目安
生後1週間まで 生後1日目は20mlその後、1日に10mlずつ増える 3時間おきに8回 160ml~560ml 3kg
生後7日目~

2週間

80ml 3時間おきに7~8回 560ml 3kg
生後2週間~1ヶ月 100ml 3時間おきに7回 700ml 3.8kg
生後1ヶ月~2ヶ月 140ml 1日6回 840ml 4.8kg
生後2ヶ月~3ヶ月 140ml~160ml 1日6回 840ml~960ml 5.8kg
生後3ヶ月~4ヶ月 180ml~220ml 4時間おきに5回 900ml~1100ml 6.5kg
生後4~5ヶ月 200ml~220ml 4時間おきに5回 1000ml~1100ml 7kg前後
生後5~6ヶ月 200ml~220ml+離乳食 4時間おきに5回 1000ml~1100ml 7.5kg前後
生後6~12ヶ月 200~220ml+離乳食 4時間おきに5回 1000~1100ml 8kg~8.5kg

※これはあくまでも目安です。与える量や回数は子どもの状態に合わせてあげてください。

ミルクはほしがるだけ与えてもいい?

母乳はどれだけ飲んだか量るのが難しいですが、ミルクはほ乳瓶の目盛りから飲んだ量がわかります。そのためについ飲む量が気になってしまいますね。

もっとほしがるときは与えましょう

赤ちゃんは生後3ヶ月頃になると「満腹中枢」が発達してきます。「もうお腹がいっぱい」と感じたら、自然と飲むのを止めます。いつもの量を与えてもまだほしがる(乳首をなかなか離さない)ときは、「まだ飲める」「もっとほしい」というサインなので、与えても構いません。

ミルクを残すときは無理をしないで

いつもの量を測って与えても途中で残してしまうときがあります。これはお腹がすいていないというサインと考えられます。乳首を無理に押し込んでも、「べ~ッ」と舌で出してしまいます。そんなときは無理せずに、次の時間に与えてください。

ミルク量の目安は、体重の増減を見る

あまりによく飲む場合も、残す場合も、ママは気になってしまいますよね。そんなときは体重を測ってみましょう。毎日測る必要はありません。1週間ごとに計測して減っているとか、増え方が少ないという場合は、ミルクの量を増やす、回数を増やすなどして1日の量を増やしてみましょう。逆に体重が増えすぎる場合は、量を少なめにします。

母乳が足りているか不安なとき

母乳は量を測れませんが、赤ちゃんが自然と乳首を離したら、その時点で「満腹」と考えていいでしょう。

もし飲んでいる量が知りたい場合は

・搾乳器で絞って測る

・授乳の前と後で体重を測る

という方法があります。搾乳は面倒ですが、飲む量が気になる場合はやってみてください。また、授乳の前と後で体重を測る方法でも、どれだけ飲んだかがわかります。その場合は、目盛りを正確に測れるデジタルの体重計などを使うようにしましょう。

■母乳だけで足りているかどうか不安なとき

前回の授乳から3時間がたっていないのに泣く場合は、母乳の出が悪い可能性ミルクと母乳を上手に使い分けてがあります。おむつが汚れていないか、暑すぎる、寒すぎる、衣類がチクチクするといった不快感がないかを確かめて、ほかに泣く原因が考えつかない場合は母乳不足が考えられます。

少しミルクを与えてみて、グイグイ飲むようなら母乳が少なくなっているのかも知れません。特に夜中はぐっすり眠れるように、寝る前の授乳でミルクを与えてみるといいですよ。ほしくなくなったら自然と口を離すので、まずは満腹にしてあげましょう。

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