赤ちゃんの動きが活発になってくると、爪きりがなかなかできず、悩んでしまうママも多いのではないでしょうか。爪が伸びていると、赤ちゃんが自分の顔を傷つけたり、ママのおっぱいに当たって痛かったりと困りものです。
今回は、赤ちゃんの爪切りを失敗せず、うまくする方法やポイントについてご紹介したいと思います。ぜひ、次回からの爪切りの参考にしてみて下さいね。
赤ちゃんの爪の特徴を知って、爪切りを選ぼう!
赤ちゃんの爪の特徴
赤ちゃんの爪には、以下のような特徴があります。
- 小さい
- 水分をたくさん含んで柔らかい
- 丸みがなく扁平
- 薄い
- 水分がつくとすぐふやける
- 伸びるのが早い
このように、赤ちゃんの爪は、大人とは違う形や性質をしています。これらの特徴を知って爪切りの種類を選ぶと爪切りがしやすいです。
爪切りの種類と選び方
【乳児用はさみタイプ】
赤ちゃん用には、はさみタイプの爪切りがあります。はさみの先端は、赤ちゃんの指を傷つけないよう丸く設計され、刃の部分は軽くカーブがつけられたものとストレートのものがあります。
サイズは小さく、赤ちゃんの小さな爪でも切りやすくなっています。切った後の爪が飛び散らないポケット付きのものや、やすりとセットになったものなど種類も色々あり、価格は400円~1,000円前後のものが多いです。
特徴は、小さい爪でも切るときに見えやすく、柔らかい爪でも深爪しにくいです。また、少しずつ調整しながら切ることができます。新生児~月齢が低い間は、はさみタイプが切りやすいでしょう。
【乳児用爪切りタイプ】
大人用と同じような爪切りタイプです。大きさが小さく設計されていることや、持ち手の先端が丸くなっていて切りやすいです。価格は500円前後のものが多いででしょう。
特徴は、少しの力でも切りやすく、リズムよくパチンパチンと切ることができます。やや爪が見えにくくなるので、生後半年頃を目安に使い始めるとよいでしょう。
赤ちゃんの爪切りの方法とポイント
切る時間は、寝ているときがベスト
赤ちゃんの爪切りで一番大変なのは、動いてしまうことです。動くと深爪したり、怪我をしてしまったりするので、眠っているタイミングを見計らって切ると切りやすいです。
寝ている間でも反射や爪切りの刺激でビクッと動いてしまうこともあるので、動くかもしれないと予測を立てて切るようにしましょう。不安がある場合は、2人で協力しながら、一人に腕を支えてもらうと安心です。
切るタイミングは1週間に1~2回くらいがベター
赤ちゃんは爪が伸びるのが早いので、1週間に1~2回くらいのペースで切ると、顔を傷つけるほど伸びることはありません。
ポイントは、赤ちゃんの爪が伸びる早さには個人差があるので、その子に合わせて、爪の長さが気になったら小まめに切ってあげることが大切です。
お風呂上りや手洗い後など、爪が濡れた後は切らない
赤ちゃんの爪は、たくさんの水分を含んで、もともと柔らかい上、水やお湯ですぐにふやけて、さらに柔らかくなってしまいます。
柔らかい爪は切りにくく、深爪や皮膚を傷つけてしまう恐れもあるので、お風呂上りや手洗い後など水分を含んだ状態のときは避けましょう。
赤ちゃんの爪切りの流れ
赤ちゃんの手が動かないように、腕側から赤ちゃんの手を覆うように持ち、切りたい指を見やすい位置に持ってくる。
- 指の腹を少し下にずらすようにし、爪と指との間に隙間を作る
- 爪の端は鋭角になっているので、端から少しずつ切り進める
爪の真ん中から切ると、端がさらに鋭角になってしまい、途中で動くと顔などを傷つけることがあります。 - 自分の指の腹で赤ちゃんの爪を触って、角が当たって痛くないかを確認して、微調整をおこなう。
深爪や出血してしまったときの対処
もし深爪をしてしまったときは、先端が赤く見えて痛そうにみえますが、すぐに伸びてくるので、特に処置はいりません。先端の皮膚の部分は、傷つきやすいので、出血していないかをときどき見てあげるようにしましょう。
指を切ったら手当てが必要です。絆創膏はNG!
もしも、指を切って出血してしまったときは、すぐに綺麗なガーゼ等で圧迫止血をします。基本的には、出血が止まれば、その後は経過観察でOKです。再出血していないか、化膿していないかなどをときどき見てあげるようにしましょう。
絆創膏などを貼ると、間違って誤飲する恐れもがあるので、貼らないようにします。化膿してきたときや、出血が止まらないとき、明らかに皮膚が深く傷ついているときは、すぐに小児科を受診しましょう。