痛くてかわいそう!新生児のおむつかぶれは  原因と対策を知って乗り切ろう

赤ちゃんのおむつかぶれ対策

新生児の赤ちゃんは1日に何度も排便します。おむつにうんちがついたままでいると、すぐにおむつかぶれになってしまいます。
ひどくなると赤くただれたり、おしりの皮がむけて血が出たり……。
おむつかぶれは原因を知って、正しいケアをしてあげるとかなり防げます。

おむつかぶれの原因を知ろう

おむつかぶれはその字の通り、おむつにかぶれるということなのですが、原因は結構いろいろあるんですよ。

【主なおむつかぶれの原因】

うんち おっぱいやミルクしか飲んでいない新生児の便はゆるゆる。まだ固まっていません。排便をしたまま時間がたつと、おしりは便の刺激や大腸菌などがついておむつかぶれになります。
おしっこ 最近の紙オムツは吸湿性がいいのですが、それでも何度も排尿すると、肌を刺激してしまいます。
汗 おむつの中はおしっこだけでなく汗も出ているので、湿気がいっぱいです。ムレているので肌にはいい環境ではありません。排泄物の刺激もおむつかぶれの原因に。
おむつの中はおしっこだけでなく汗も出ているので、湿気がいっぱいです。ムレているので肌にはいい環境ではありません。排泄物の刺激もおむつかぶれの原因に。
カンジダ菌 腸やうんちの中にいるカビの一種で、皮膚に炎症を起こします。ひどくなると水ぶくれが出来ることも!

赤ちゃんのオムツの中は蒸し風呂状態です

このようにおむつの中は汗やおしっこの湿気と赤ちゃんの体温で、高温多湿。まるでジャングルの中のような状態です。細菌やカビが発生しやすい環境だといえます。しかし、だからと言っておむつを外すわけにもいきません。そこで、おむつかぶれに悩む新生児のためのケアをご紹介しましょう。

新生児ママにおすすめ おむつかぶれケア対策

  • こまめにおむつを交換
    うんちをつけたままにしておくのはやはり避けたいもの。新生児は何度も便をします。カンジダ症にならないためにも、こまめにおむつを交換しましょう。
  • 市販のおしり拭きシートはNG
    新生児の赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。市販のおしり拭きシートを使うママが多いかと思いますが、新生児の肌には刺激が強いようです。もう少し大きくなるまで使うのは待ってあげましょう。
  • おしり拭きより水で流すのが◎
    おむつ替えのときに洗面器にぬるま湯を入れておき、おしりの汚れた部分を水で流してあげます。ゴシゴシこすると痛いので、パシャパシャと水をかけて流す感じで。
    その後はそっとタオルで押さえるように水を拭き取ります。この時もゴシゴシこすらないで!ドライヤーで乾かすのもNGなので気をつけてください。
  • 小児科医を受診
    かぶれている程度ならうんちのたびに水を流して乾燥させるとよくなっていきますが、赤くただれたり、皮がむけたりしたら重症です。小児科医を受診して、塗り薬を処方してもらいましょう。

通気性だけを考えると、布オムツはかぶれやすいんです

布オムツを使っている人がいらっしゃると思いますが、布オムツは紙オムツに比べて通気性が悪いようです。また、布の刺激で悪化することも。布オムツを紙オムツに替えたら改善したというケースがあります。

おむつかぶれは永遠に続かない!

おむつかぶれ対策には通気性が大切新生児期はおむつかぶれ以外にも、「おっぱいを飲んでくれない」「湿疹が出た」「体重の増え方が気になる」など、心配事がいっぱいです。特におむつかぶれは患部が赤くただれるのを見ると、痛々しくてママは胸が押しつぶされそうな気持ちになりますよね。

だけど他の悩み同様、おむつかぶれは永遠に続くわけではありません。成長とともにうんちの回数が減っていきますし、赤ちゃんの肌も丈夫になっていきます。むしろ2~3歳になると便秘で悩むケースが増えていきます。気持ちを明るく持って、ていねいにケアをしてあげてくださいね。

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